新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
株式会社HANATOUR JAPAN
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 4
3.事業の内容 ……… 5
4.関係会社の状況 ……… 7
5.従業員の状況 ……… 8
第2 事業の状況 ……… 9
1.業績等の概要 ……… 9
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 12
3.対処すべき課題 ……… 13
4.事業等のリスク ……… 15
5.経営上の重要な契約等 ……… 22
6.研究開発活動 ……… 22
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 22
第3 設備の状況 ……… 24
1.設備投資等の概要 ……… 24
2.主要な設備の状況 ……… 24
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 26
第4 提出会社の状況 ……… 27
1.株式等の状況 ……… 27
2.自己株式の取得等の状況 ……… 28
3.配当政策 ……… 28
4.株価の推移 ……… 29
5.役員の状況 ……… 29
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 31
第5 経理の状況 ……… 36
1.連結財務諸表等 ……… 37
(1)連結財務諸表 ……… 37
(2)その他 ……… 72
2.財務諸表等 ……… 73
(1)財務諸表 ……… 73
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 85
(3)その他 ……… 85
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 86
第7 提出会社の参考情報 ……… 87
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 87
2.その他の参考情報 ……… 87
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 87
第三部 特別情報 ……… 87
第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 87
頁
第四部 株式公開情報 ……… 88
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 88
第2 第三者割当等の概況 ……… 91
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 91
2.取得者の概況 ……… 91
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 91
第3 株主の状況 ……… 92
[監査報告書]
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿
【提出日】 平成29年11月10日
【会社名】 株式会社HANATOUR JAPAN
【英訳名】 HANATOUR JAPAN CO.,LTD.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 李 炳燦
【本店の所在の場所】 東京都港区西新橋三丁目23番5号
【電話番号】 03-6402-4411
【事務連絡者氏名】 取締役管理本部長 鈴木 芳明
【最寄りの連絡場所】 東京都港区西新橋三丁目23番5号
【電話番号】 03-6402-4411
【事務連絡者氏名】 取締役管理本部長 鈴木 芳明
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第11期 第12期
決算年月 平成27年12月 平成28年12月 売上高 (千円) 4,620,500 5,111,995 経常利益 (千円) 1,238,020 1,405,633 親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 903,109 942,345 包括利益 (千円) 903,109 942,345 純資産額 (千円) 1,607,677 2,550,022 総資産額 (千円) 5,260,809 6,948,713 1株当たり純資産額 (円) 160.77 255.00 1株当たり当期純利益金額 (円) 90.31 94.23 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - -
自己資本比率 (%) 30.6 36.7
自己資本利益率 (%) 76.5 45.3
株価収益率 (倍) - -
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 662,461 433,029 投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) 721,128 △512,924 財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) △650,241 161,703 現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 1,207,942 1,288,577 従業員数
(人)
230 284
(外、平均臨時雇用者数) (44) (51)
(注)1.当社は第11期より連結財務諸表を作成しております。 2.売上高には、消費税等は含まれておりません。
3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 4.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
5.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間 平均人員(1日8時間換算)を( )にて外数で記載しております。
6.第11期及び第12期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(昭和51年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第 211条第6項の規定に基づき、有限責任監査法人トーマツの監査を受けております。
7.当社は平成28年11月28日開催の取締役会決議に基づき、平成28年12月27日付で普通株式1株につき1,000株 の株式分割を、また、平成29年10月13日開催の取締役会決議に基づき、平成29年10月30日付で普通株式1株 につき5株の株式分割を行っておりますが、第11期の期首に株式分割が行われたものと仮定して1株当たり 純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。
8.旅行事業に係る売上高は、仕入高と相殺した純額にて表示しております。相殺前の総額(取扱高)は以下の とおりであります。
回次 第11期 第12期
決算年月 平成27年12月 平成28年12月 取扱高 (千円) 16,892,851 19,039,869
(2)提出会社の経営指標等
回次 第8期 第9期 第10期 第11期 第12期
決算年月 平成24年12月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 売上高 (千円) 377,063 617,615 800,190 1,498,191 1,484,118 経常利益 (千円) 91,773 268,375 305,999 587,669 732,525 当期純利益 (千円) 183,998 190,734 192,726 422,991 477,444 資本金 (千円) 100,000 100,000 100,000 100,000 100,000 発行済株式総数 (株) 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000,000 純資産額 (千円) 271,247 425,588 618,314 991,306 1,468,750 総資産額 (千円) 1,642,119 1,622,999 3,646,571 3,411,174 3,652,975 1株当たり純資産額 (円) 135,623.76 212,794.11 309,157.26 99.13 146.88 1株当たり配当額
(円)
- - - 25,000 -
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額 (円) 91,999.40 95,367.32 96,363.15 42.30 47.74 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 16.5 26.2 17.0 29.1 40.2 自己資本利益率 (%) 102.7 54.7 36.9 52.6 38.8
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - - - 11.8 -
従業員数
(人)
75 92 106 131 137
(外、平均臨時雇用者数) (3) (4) (6) (9) (10)
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 3.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
4.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間 平均人員(1日8時間換算)を( )にて外数で記載しております。
5.第11期及び第12期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38 年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6 項の規定に基づき、有限責任監査法人トーマツの監査を受けておりますが、第8期、第9期及び第10期の財 務諸表については、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)に基づき算出しており、株式会社東京証 券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項の規定に基づく有限責任監査法人トーマツの監査を受けて おりません。
6.当社は平成28年11月28日開催の取締役会決議に基づき、平成28年12月27日付で普通株式1株につき1,000株 の株式分割を、また、平成29年10月13日開催の取締役会決議に基づき、平成29年10月30日付で普通株式1株 につき5株の株式分割を行っておりますが、第11期の期首に株式分割が行われたものと仮定して1株当たり 純資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作 成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第8期の期首に当該株式分割 が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると、以下のとおりとなりま す。
なお、第8期、第9期及び第10期の数値(1株当たり配当額についてはすべての数値)については、有限責 任監査法人トーマツの監査を受けておりません。
第8期 第9期 第10期 第11期 第12期
平成24年12月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 1株当たり純資産額 (円) 27.12 42.56 61.83 99.13 146.88 1株当たり当期純利益金額 (円) 18.40 19.07 19.27 42.30 47.74 潜在株式調整後1株当たり
当期純利益金額
(円) - - - - -
1株当たり配当額 (うち1株当たり中間配当 額)
(円)
- (-)
- (-)
- (-)
5 (-)
- (-)
7.旅行事業に係る売上高は、仕入高と相殺した純額にて表示しております。相殺前の総額(取扱高)は以下の とおりであります。
第8期 第9期 第10期 第11期 第12期
平成24年12月 平成25年12月 平成26年12月 平成27年12月 平成28年12月 取扱高 (千円) 4,577,162 7,008,718 8,546,344 14,339,316 16,041,487
2【沿革】
平成17年9月 東京都港区虎ノ門において㈱HANATOUR JAPAN設立(資本金100,000千円) 平成17年11月 日本旅行業協会(JATA)加入(登録番号第1773)
観光庁第一種旅行業登録(旅行業1773号)
平成17年12月 中国国民訪日団体観光客受入旅行会社に選定される
韓国以外の海外からのインバウンド旅行者へのサービス開始 アウトバウンド旅行者へのサービス開始
平成18年9月 福岡県福岡市博多区に九州営業所開設 平成19年2月 東京都港区虎ノ門(同区内)に本社を移転
平成19年5月 ㈲友愛観光バス(現連結子会社)(一般貸切旅客自動車運送事業、大阪府八尾市)を買収により子会 社化
平成21年7月 大阪府大阪市中央区に大阪営業所開設
韓国語のオンライン旅行・宿泊予約専門サイト「재팬료칸넷(ジャパンリョカンネット)」オープン 平成22年8月 東京都港区西新橋(同区内)に本社を移転
平成22年10月 東京国際空港(羽田空港)国際線ターミナルに案内カウンターを設置 平成24年6月 北海道札幌市に北海道営業所を開設
平成25年3月 韓国ソウル市に韓国営業所(店舗名:トラベルフォーユー)を開設
平成25年5月 東京都港区西新橋に㈱アレグロクスTMホテルマネジメント(現連結子会社)を設立(資本金9,900 千円)
平成25年6月 ㈱HANATOUR International Japanを吸収合併
平成26年1月 九州において周遊観光バス「くるくるバス」の運営を開始
平成26年3月 福岡県福岡市博多区に㈱STARSHOP&LINE(現連結子会社)を設立(資本金90,000千円) 平成26年5月 ㈱STARSHOP&LINEが福岡県福岡市にSTAR☆SHOP福岡店を開設
平成26年12月 沖縄県那覇市に沖縄営業所を開設
沖縄県那覇市で「くるくるレンタカー」(沖縄)の運営を開始 平成27年1月 関西国際空港に案内カウンターを開設
平成27年4月 ㈱アレグロクスTMホテルマネジメントが「Tmark City ホテル札幌」をオープン 平成27年11月 旅行予約専門サイト「재팬료칸넷(ジャパンリョカンネット)」をリニューアルオープン 平成28年4月 ㈱STARSHOP&LINEが大阪府佐野市にSTAR☆SHOP大阪店を開設
㈲友愛観光バスが北海道千歳市に北海道営業所を開設 平成28年10月 ㈲友愛観光バスが福岡県糟屋郡に九州営業所開設
平成29年1月 ベトナムホーチミン市にHANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITED(現連結子会社)を設 立(資本金2,202,500千ドン)
㈲友愛観光バスが沖縄県豊見城市に沖縄営業所開設 平成29年2月 インドニューデリー市に連絡事務所を開設
平成29年4月 ㈱STAR SHOP&LINEが北海道札幌市にSTAR☆SHOP札幌店開設
3【事業の内容】
(1) 当社の事業の内容
当社は、韓国からの日本向けインバウンド旅行商品にかかる日本国内の各種手配業務、中国、東南アジアからの インバウンド手配業務、旅行販売専用サイトの運営等を中心に以下の事業を展開しております。
セグメント 主な事業内容
旅行事業
韓国からのインバウン ド手配旅行業
HANATOUR SERVICE INC.からの送客に対し、現地のホテル、バス、レス トラン、観光地等の手配業務を行っております。
㈲友愛観光バスとの業務提携により、各地のバス手配を行っておりま す。
パッケージツアーのみならず、来日個人旅行者、企業の報奨旅行等の 受注型企画商品も多数取り扱っております。
中国、東南アジアから のインバウンド手配旅 行業
アジア各国からのパッケージツアー、来日個人旅行者、企業の報奨旅 行、航空券、ホテル等の手配旅行、企画商品を取り扱っております。 フィリピン、ベトナム、インド、タイ等の現地エージェントの新規開 拓営業に注力しております。
ホテル、旅館等の宿泊 のみの商品の手配、販 売
日本全国のホテルの仕入、年間ブロックによる客室を確保し、旅行・ 宿泊予約専門サイト「재팬료칸넷(ジャパンリョカンネット)」を運営 しております。
日本現地ツアー、オプ ションツアー、チケッ ト斡旋販売
各国に全国の観光地の入場券、交通パス(SUICA、KANSAI THRU PASS、 SUNQパス等)、オプショナルツアーを販売しております。
その他
沖縄への旅行者向けに レンタカー事業を展開
沖縄にてレンタカー事業を運営しております。
(2) 子会社の事業の内容
当社の子会社の事業の内容は以下のとおりです。
会社名 セグメント 主な事業内容
㈲友愛観光バス バス事業 バス運行業務
より快適な、より安全な友愛観光バスを目標 に、インバウンドを中心とした貸切観光バスの 運行及び送迎バスの運行をしております。
㈱STAR SHOP&LINE
免税販売店事業
免税店「STAR☆SHOP」の運 営、小売
韓国の旅行客に好まれる商品を揃えており韓国 市場に特化した免税店を、札幌、大阪、福岡に て運営しております。
また、空港や港、市内に近い場所に位置してお りますので、団体ツアーの利用に便利な立地で 店舗を展開しております。
バス事業
九州、関西、北海道にて周 遊観光バス「くるくるバ ス」の運営
個人旅行者をターゲットに、主に九州地域の有 名観光地をバスで楽に回るシティ・観光ツアー を運行しております。
また、大阪地域や北海道の季節限定ツアーも行 っております。
㈱アレグロクスTMホ テルマネジメント
ホテル等施設運 営事業
Tmark City ホテルの運営
「Tmark City ホテル札幌」の運営をしており ます。
HANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITED
その他 ソフトウエア開発
ソフトウエア開発やWebシステム開発、運用保 守管理等を実施しております。
[事業系統図]
(注)親会社であるHANATOUR SERVICE INC.は当社の議決権の70.0%を保有しております。HANATOUR SERVICE INC.
(韓国取引所及びロンドン証券取引所上場)は、韓国国内において旅行業を展開しており、当社と業務提携契 約を締結しております。
4【関係会社の状況】
名称 住所 資本金
主要な事業の 内容
議決権の所 有割合又は 被所有割合
(%)
関係内容
(親会社)
HANATOUR SERVICE INC.
(注)2
大韓民国ソウル市
5,808,092 千ウォン
旅行仲介業
(被所有) 70.0
役員の兼任あり 旅行商品等の販売
(連結子会社)
㈲友愛観光バス
(注)3
大阪府八尾市 75,000千円 バス事業
(所有) 100.0
特定子会社 役員の兼任あり 旅行商品等の売買 借入金等の債務保証
㈱STAR SHOP&LINE
(注)3
福岡県福岡市 博多区
90,000千円 免税販売店事業
(所有) 100.0
特定子会社 役員の兼任あり 旅行商品等の売買 借入金の債務保証
㈱アレグロクス TMホテルマネジメント
東京都港区 9,900千円
ホテル等施設運 営事業
(所有) 100.0
特定子会社 役員の兼任あり ホテル等施設の賃貸借 ホテル客室の仕入
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.HANATOUR SERVICE INC.は韓国取引所及びロンドン証券取引所において株式を上場しております。
3.㈲友愛観光バス、㈱STAR SHOP&LINE、㈱アレグロクスTMホテルマネジメントについては、売上高(連結会 社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 ㈲友愛観光バス ㈱STAR SHOP&LINE
㈱アレグロクス TMホテルマネジメント
① 売上高 1,414,587千円 1,885,738千円 651,104千円
② 経常利益 330,809千円 230,521千円 111,719千円
③ 当期純利益 230,327千円 159,587千円 78,525千円
④ 純資産 816,628千円 392,299千円 145,432千円
⑤ 総資産 2,753,731千円 780,938千円 240,524千円
4.当社は販売チャネル拡充のためのシステム開発やグループ内のITインフラの整備を図るため、平成29年1月 9日付でベトナムのホーチミンにHANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITED(資本金2,202,500千ド ン、特定子会社)を完全子会社として設立いたしました。
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
平成29年9月30日現在
セグメントの名称 従業員数(人)
旅行事業 119 (10)
バス事業 149 (4)
免税販売店事業 50 (13)
ホテル等施設運営事業 18 (30)
報告セグメント計 336 (57)
その他 17 (1)
全社(共通) 33 (1)
合計 386 (59)
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近 1年間の平均人員(1日8時間換算)を( )にて外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、当社の管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
平成29年9月30日現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
155(11) 32.7 2.8 3,641
セグメントの名称 従業員数(人)
旅行事業 119 (9)
報告セグメント計 119 (9)
その他 3 (1)
全社(共通) 33 (1)
合計 155 (11)
(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近 1年間の平均人員(1日8時間換算)を( )にて外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、当社の管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
当社グループの労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
第12期連結会計年度(自 平成28年1月1日 至 平成28年12月31日)
当連結会計年度における経営環境は、英国のEU離脱問題や大幅な為替変動等による世界経済のめまぐるしい変化 で先行きの不透明感がぬぐえない環境の中、国内景気は緩やかな回復基調が続いたものの、個人消費マインドに足 踏みがみられました。当社が主軸とするインバウンド市場においては、外国人旅行客が2,400万人(出典:日本政 府観光局(JNTO))を超え過去最高を更新し続けるなど好調に推移いたしました。
このような経営環境の中、当社グループでは、お客様の満足を最高の価値と考え、国内外のネットワークを活用 した情報やサービスの提供、品質のさらなる向上に取り組むとともに、ライフスタイルの変化・多様化によるお客 様のニーズに合わせた旅行商品の開発に努めてまいりました。
当連結会計年度においては、引き続き韓国からのインバウンドを中心とした国内観光ツアーを企画・実施すると ともに、個人旅行者向けの商品の拡充し、平成28年4月には関西地区に免税店を新規出店し、観光バス事業におい ては4月に北海道の千歳、10月に福岡に新規事業所を開設するなどの施策を実施してまいりました。
これらの活動の結果、売上高5,111,995千円(前連結会計年度比10.6%増)、営業利益1,165,583千円(同6.6% 減)、経常利益1,405,633千円(同13.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益942,345千円(同4.3%増)となりまし た。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 旅行事業
熊本地震以降需要が低迷し、余震が続いたことなどによる九州全体への不安感の影響が一定期間続きましたが、 九州観光支援交付金(九州ふっこう割)を適用した商品の販売等により下半期に回復傾向がみられ、北海道はじめ 他地域へ顧客を誘導する商品を開発、販売したことにより全体として堅調に推移いたしました。また、東南アジア 諸国からの訪日客の増加、インドをはじめとした新規エリアの開発、個人旅行者向け商品の開発拡大などの施策を 実施してまいりました。
この結果、当連結会計年度の旅行事業の売上高は1,912,015千円(前連結会計年度比0.8%増)、セグメント利益 は、支援交付金を営業外収益に計上し、交付金適用の商品の販売価格を割引いた影響から721,244千円(同6.5% 減)となりました。
② バス事業
熊本地震の影響や、新規参入事業者の増加による客単価の低下などの経営環境の変化の中で、新規に千歳営業 所、福岡営業所を開設、新たに大型バスを39台導入し訪日団体客を中心に需要の取り込みを図ってまいりました。
この結果、新規営業所開設により売上高が増加したものの、販管費の増額、バスの増台により売上原価の減価償 却費が増えたことで原価率が上昇し、当連結会計年度のバス事業の売上高は1,520,754千円(前連結会計年度比 9.4%増)、セグメント利益は319,222千円(同19.2%減)となりました。
③ 免税販売店事業
主力のSTAR☆SHOP福岡店が4月に発生した熊本地震の影響により客数の減少が続き、4月に新規出店した STAR☆SHOP大阪店も送客施策の遅れなどがありましたが、販管費の削減に努めるなどの施策を講じてまいりまし た。
この結果、当連結会計年度の免税販売店事業の売上高は1,757,534千円(前連結会計年度比15.9%増)、セグメ ント利益は247,750千円(同14.0%増)となりました。
④ ホテル等施設運営事業
Tmark City ホテル札幌においては、お客様満足や収益性向上に努めた結果、オンライントラベルエージェント からの予約が好調に推移し、通年を通して高い客室稼働率を維持してまいりました。
この結果、当連結会計年度のホテル等施設運営事業の売上高は651,104千円(前連結会計年度比48.7%増)、セ グメント利益は154,293千円(同393.8%増)となりました。
⑤ その他
沖縄への旅行者向けに運営するレンタカー事業においては、駐車場賃料の増加等、運営維持費用が増加したこと が影響し、当連結会計年度の売上高は73,819千円(前連結会計年度比17.7%増)、セグメント損失は3,639千円
(前連結会計年度はセグメント利益6,900千円)となりました。
第13期第3四半期連結累計期間(自 平成29年1月1日 至 平成29年9月30日)
当第3四半期連結累計期間における経営環境は、国内では雇用・所得環境に改善の動きが見られ緩やかな回復基 調が続きましたが、東アジア情勢等の地政学的リスクなど不安定な国際情勢が依然として継続しております。
このような環境の中、当社グループでは、お客様の満足を最高の価値と考え、国内外のネットワークを活用した 情報やサービスの提供、品質のさらなる向上に取り組むとともに、ライフスタイルの変化・多様化によるお客様の ニーズに合わせた旅行商品の開発に努めてまいりました。
また、第1四半期においてベトナムのホーチミンにITシステム開発会社として新たに設立したHANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITEDを連結の範囲に含めており、同社における各種旅行商品、チケット等の販売チャ ネル拡充のためのシステム開発やグループ内のITインフラの整備等は順調に進んでおります。
これらの活動の結果、売上高5,631,131千円、営業利益1,261,764千円、経常利益1,389,450千円、親会社株主に 帰属する四半期純利益913,913千円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。各セグメントの金額は、セグメント間取引を相殺消去する前の 金額であります。
①旅行事業
当第3四半期連結累計期間のインバウンド旅行市場においては、外国人旅行客が前年同期比17.9%増の2,119万 人(出典:日本政府観光局(JNTO))を超え、特に訪日外国人旅行客数トップシェアの韓国については前年同期比 40.3%増の521万人と過去最高を記録するなど好調に推移いたしました。当社グループの主軸である旅行事業で は、北海道や九州を中心に韓国からのインバウンド旅行者が堅調に推移し、さらに各種チケットの販売が予想以上 に伸びております。また、アジア諸国に対する新規エリアの開発、各種チケットの販売チャネルの拡充、個人旅行 者向け商品の開発拡大などの施策を継続して実施してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の旅行事業の売上高は2,097,034千円、セグメント利益は889,558千円とな りました。
②バス事業
新規参入事業者の増加により競争激化している環境の変化の中で、第2四半期に開業した沖縄営業所が順調に推 移し、当第3四半期連結累計期間において大型・中型バスを20台追加購入し訪日団体客を中心に需要の取り込みを 図ってまいりました。
また、周遊観光バス「くるくるバス」の運行が第2四半期から継続して好調に推移しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間のバス事業の売上高は1,609,443千円、セグメント利益は198,678千円とな りました。
③免税販売店事業
主力の福岡店と大阪店とも客単価向上のためPB商品の強化や商品構成等の見直しなどの施策のによりに堅調に推 移し、第2四半期に新規開業した札幌店については、当第3四半期がインバウンド旅行において札幌地域のオンシ ーズンであることに伴い好調に推移いたしました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の免税販売店事業の売上高は2,306,362千円、セグメント利益は309,933千 円となりました。
④ホテル等施設運営事業
Tmark City ホテル札幌においては、継続してお客様満足や収益性向上に努めた結果、オンライントラベルエー ジェントからの予約が好調に推移し、高い客室稼働率を維持してまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間のホテル等施設運営事業の売上高は583,212千円、セグメント利益は 170,096千円となりました。
⑤その他
レンタカー事業は車両を17台新車と入替え、お客様の獲得に努めてまいりました。また第1四半期に設立した HANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITEDに係るIT開発のセグメント間内部売上が伸び、当第3四半期連 結累計期間のその他事業の売上高は77,125千円となりましたが、セグメント損失は2,908千円となりました。
(2)キャッシュ・フロー
第12期連結会計年度(自 平成28年1月1日 至 平成28年12月31日)
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度に比べ80,635千円増 加し、1,288,577千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により得られた資金は433,029千円(前年同期は662,461千円の獲得)となりま した。これは主に、税金等調整前当期純利益1,407,401千円、減価償却費が350,417千円となり資金が増加した一 方、売上債権の増加額が358,265千円、仕入債務の減少額が257,776千円、法人税等の支払額が573,524千円となり 資金が減少したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は512,924千円(前年同期は721,128千円の獲得)となりま した。これは主に、有形固定資産の取得による支出が473,954千円となったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により得られた資金は161,703千円(前年同期は650,241千円の使用)となりま した。これは主に、長期借入れによる収入が330,000千円、社債の発行による収入が392,915千円となった一方、短 期借入金の純減額が104,000千円、長期借入金の返済による支出が283,488千円、割賦債務の返済による支出が 110,186千円となったことによるものであります。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
(2)受注状況
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
(3)販売実績
当連結会計年度及び第13期第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりでありま す。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 平成28年1月1日 至 平成28年12月31日)
当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年1月1日 至 平成29年9月30日)
金額 前年同期比(%) 金額
旅行事業 (千円) 1,768,802 98.5 1,886,975
バス事業 (千円) 943,007 111.1 876,004
免税販売店事業 (千円) 1,757,436 115.9 2,306,272 ホテル等施設運営事業 (千円) 597,098 146.2 519,507 報告セグメント計 (千円) 5,066,344 110.9 5,588,759
その他 (千円) 45,650 89.0 42,371
合計 (千円) 5,111,995 110.6 5,631,131
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度及び第13期第3四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販 売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先
前連結会計年度
(自 平成27年1月1日 至 平成27年12月31日)
当連結会計年度
(自 平成28年1月1日 至 平成28年12月31日)
当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年1月1日 至 平成29年9月30日) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%) HANATOUR SERVICE INC. 624,585 13.5 573,467 11.2 717,019 12.7
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
4.旅行事業の販売実績は、仕入高と相殺した純額にて表示しております。相殺前の総額(取扱実績)は以下の とおりであります。
セグメントの名称
当連結会計年度
(自 平成28年1月1日 至 平成28年12月31日)
当第3四半期連結累計期間
(自 平成29年1月1日 至 平成29年9月30日)
金額 前年同期比(%) 金額
旅行事業 (千円) 15,696,676 111.6 14,606,703
3【対処すべき課題】
当社グループを取り巻くこれからの旅行業界は、既存の大手旅行会社に加え、オンライントラベルエージェント比 率の上昇や中国の旅行社の進出、さらにはバーチャル旅行といった新サービスを提供する企業が続々と登場し、競争 はより激しくなるものと思われます。そのような中、当社グループは「世界の旅行者に「安全」で「感動的」な旅行
(体験)を提供し、人々を幸せにすることを通じて、世界平和に貢献する。」というミッションの下に、旅行事業を 核として、関連事業として、バス事業、免税販売店事業、ホテル等施設運営事業、レンタカー事業及びITオフショア 事業を行っております。
このミッションを実現すべく、下記の事項を対処すべき主な課題として捉え対応に取り組んでまいります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)競争力のある旅行商品づくり
お客様からご支持を得るためには、お客様のニーズにあわせた魅力ある商品づくりが不可欠であると考えており ます。そのためには国内外の提携先との関係をより強化し、現地ホテル、観光スポット等の調査を積極的に行い、 競争力ある価格やオリジナリティのある旅行商品を企画、発信しお客様に喜んでいただけるよう取り組んでまいり ます。
(2)FIT(注1)商品の拡大
当社グループの売上は、訪日される団体顧客の地上手配に関わる収入が大きなシェアを占めておりますが、中長 期的な視点で経営の安定、事業の成長性を見込み個人向けの商品の拡大を図ってまいります。そのために、「재팬 료칸넷(ジャパンリョカンネット)」など自社運営サイトへ観光施設の入場券、交通パス、その他チケット販売等商 品アイテム拡充を図る一方、お客様にとっても利便性の高いサイトを構築すべくシステム投資の拡大を図ってまい ります。
(注)1.FIT
Foreign Independent Tourの略
団体旅行やパッケージツアーを利用することなく個人で海外旅行に行くこと。
(3)免税販売店事業における競争力のある商品づくり
平成26年10月から消耗品が免税の対象になり、大都市を中心に競業店が増えております。中でも福岡における免 税店は東京、大阪に次いで多く、その差別化のため日本酒や名産品、食品、お菓子など商品アイテムの一層の拡充 を図ってまいります。
(4)バス事業における稼働率の平準化
インバウンドの高まりから、訪日団体旅行の貸切バス需要が特定時期に集中する傾向があり、国内旅行のトップ シーズンと重なると、バス不足となり機会損失が発生する可能性があります。当社グループではグループネットワ ークを緊密にし、ランドオペレーター(注2)によるインバウンド客の誘導によって、需要時期の分散化を図り、 通年での稼働率の平準化、稼働率の一層の向上を目指してまいります。
(注)2.ランドオペレーター
旅行会社の依頼を受け、旅行先のホテルやレストラン、ガイドやバス・鉄道などの手配・予約を専門に 行う会社のこと。
(5)バスの安全運行
お客様に安全、安心、快適なサービスの提供をするため、安全確保を社会的使命に考え運行管理者が乗務員の健 康を十分にチェックし、日々の勤務予定を作成して無理のない運行計画を作成しております。また、有資格整備士 による日常的な車両点検を実施し、安全な運行に万全を期しております。
(6)ホテル等施設運営事業における事業基盤の確立
ホテル等施設運営事業における事業基盤を確立するため、当社グループネットワークの活用や、優秀な営業人材 の確保によりオンライントラベルエージェントとの提携を強化し、高い客室稼働率を目指してまります。
(7)旅行事業に係るインフラとして関連事業の拡大
当社は、訪日されるお客様に対して、国内滞在中のホテル等を提携先から手配し提供しておりますが、安定的な ホテル客室の確保や、利便性の高い商品を企画するために移動手段(レンタカー、貸切バス)、ショッピング(免
税店)等を当社グループで内製化しインフラを構築することで、グループ全体でサービスを一元化できるよう関連 事業の拡大を図ってまいります。
(8)新規マーケットの開拓
当社グループにおいては、取扱旅行客の約8割が韓国からとなっておりますが、今後の更なる成長のためにはベ トナム、タイ、インドネシアなどの東南アジア諸国、中国及びインドからの訪日外国人旅行(インバウント)を増 やす必要があると考えております。
そのため、今年度においてはインドにおいて連絡事務所を設置する等、新規マーケットにおけるインバウンドを 取り込むための各種施策を講じてまいります。
(9)人材の確保・育成
当社グループの持続的な発展のためには、優秀な人材の確保が必要であります。このため、優秀な人材の採用 を強化することはもちろんのこと、優秀な人材の流出を防ぐとともに、当社の成長にあわせた人事評価制度等の整 備に努めてまいります。
(10)内部管理体制の強化
当社グループは、今後もより一層の事業拡大を見込んでおり、求められる機能も拡大しております。財務、人 事、広報、法務等、それぞれの分野でコア人材となりうる高い専門性や豊富な経験を有している人材の採用を検討 するとともに、更なる内部管理体制の強化を図ることで、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実に努めてま いります。
4【事業等のリスク】
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある 事項には、以下のようなものがあります。
また、必ずしもリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事 項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。
当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針であります が、全てを回避できる保証はありません。
さらには、リスクの全てを網羅しているものではなく、記載には不確実性を内包し、実際の結果と異なる可能性が あります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)全社的なリスクについて
① 経済状況等の影響について
当社グループの事業は、国内外の景気動向及び為替や燃料価格の動向等の経済情勢の影響を受けやすく、こ れらの経済情勢の変化により当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
② 自然災害・国際情勢等の影響について
わが国では、観光を成長戦略として位置づけ、その重点施策としてインバウンドの増大を図ってきた結果、 訪日外国人数は着実に数値を伸ばし、日本政府観光局発表によると平成28年には訪日外国人旅行客は、前年比 21.8%増の2,403万人に達しております。
当社グループは、今後もインバウンドの増大が続くものと想定しておりますが、わが国又は海外における戦 争・紛争・テロの発生、感染症の流行、大規模地震や台風等の自然災害、事業対象国との外交関係の悪化によ る訪日外国人客の減少等の場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性がありま す。
また、著しい天候不順、予期せぬ事故等が発生した場合、被災地等において多額の設備復旧費用や対策費用 等が発生することにより、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
③ 情報システムの障害について
当社においては親会社であるHANATOUR SERVICE INC.が運用するホテル販売予約管理システムや旅行商品等 の精算管理システムを使用する他、当社グループでは内部管理業務においても情報システムを活用しておりま す。これらの情報システムに関連して通信ネットワークやプログラムの不具合や、コンピューター・ウィル ス、ハッカーによる妨害などによる重大な障害が生じた場合、当社グループの業務に重大な支障をきたす可能 性があります。また、障害の規模によっては多額の修復費用が発生するなど、当社グループの財政状態及び経 営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
④ 個人情報の管理について
当社グループでは、各事業において個人情報を保有しており、個人情報漏洩防止に関して個人情報保護に関 する法令を遵守すると共に、個人情報保護規程を定め、個人情報の管理に十分留意しております。しかしなが ら、個人情報の流出等の問題が発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの信用の低下に より、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 法的規制について
当社グループが行う事業につきましては、以下の法令等による規制を受けております。
当社グループは、社内の管理体制の構築等によりこれら法令を遵守する体制を整備しておりますが、今後、 これらの法令等の解釈の変更及び改正が行われた場合、若しくは、当社グループが行う事業を規制する法令等 が新たに制定された場合には、事業内容の変更や新たなコスト発生等により、当社グループの財政状態及び経 営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社グループが取得している以下の許認可(登録)につき、本書提出日現在において、事業主として 欠格事由及びこれらの許認可(登録)の取消事由に該当する事実はないことを認識しておりますが、今後、欠 格事由又は取消事由に該当する事実が発生し、許認可(登録)取消等の事態が発生した場合には、当社グルー
イ.当社グループの事業活動に関係する主な法的規制
事業 主な法令
全社 個人情報の保護に関する法律
旅行事業 旅行業法、旅館業法
バス事業 旅行業法、道路運送法、消費者契約法
免税販売店事業 旅行業法、不当景品類及び不当表示防止法、消費税法、消費者契約法、酒税法 ホテル等施設運営事業
旅館業法、消防法、廃棄物の処理・清掃に関する法律、食品循環資源の再生利用等の促進 に関する法律、食品衛生法、特定商取引に関する法律
ロ.当社グループの取得している免許・登録等 会社名
(事業所名)
許認可の名称 許認可の内容 規制法 有効期間 取消し、解約その他の事由
当社 (本社)
第一種旅行業 登録
観光庁長官 旅行業1773号
旅行業法 平成32年10月30日
(旅行業法)
・旅行業法または旅行業法に基づく命 令に違反し、罰金以上の刑に処せら れ、その執行を終わり、または執行 を受けることがなくなった日から二 年を経過しない者
・登録事項の変更の届出、研修業務規 程、業務の休廃止等の届出を怠った とき
・適合命令、改善命令に違反したとき
・不正手段による免許取得
㈲友愛観光バス
(各事業所)
一般貸切旅客自 動車運送事業許 可
近畿運輸局長近運 旅一第1533
道路運送法 平成33年8月30日
(道路運送法)
・ 役 員 が 下 記 の い ず れ か に該 当 す る と き
・一年以上の懲役又は禁錮の刑に処せ られ、その執行を終わり、または執 行を受けることがなくなった日から 二年を経過しない者
・ 許 可 の 取 消 し を受 け 、 取 消 し の 日 か ら二年を経過しない者
㈲友愛観光バス
(各事業所)
一般貸切旅客自 動車運送事業変 更認可
近畿運輸局大阪陸 運支局長近畿大旅 第10039号 関東運輸局東京運 輸支局長東運輸 1429号
北海道運輸局長北 自旅一第377号 九州運輸局長九運 第一号545号 内閣府沖縄総合事
道路運送法 平成33年8月30日
(道路運送法)
・ 役 員 が 下 記 の い ず れ か に該 当 す る と き
・一年以上の懲役又は禁錮の刑に処せ られ、その執行を終わり、または執 行を受けることがなくなった日から 二年を経過しない者
・ 許 可 の 取 消 し を受 け 、 取 消 し の 日 か ら二年を経過しない者
会社名
(事業所名)
許認可の名称 許認可の内容 規制法 有効期間 取消し、解約その他の事由
㈱STAR SHOP&LINE
(本社)
第二種旅行業 登録
福岡県知事 旅行業第2-819号
旅行業法 平成32年9月1日
(旅行業法)
・旅行業法または旅行業法に基づく命 令に違反し、罰金以上の刑に処せら れ、その執行を終わり、または執行 を受けることがなくなった日から二 年を経過しない者
・登録事項の変更の届出、研修業務規 程、業務の休廃止等の届出を怠った とき
・適合命令、改善命令に違反したとき
・不正手段による免許取得
㈱STAR SHOP&LINE
(STAR☆SHOP福岡店、 STAR☆SHOP大阪店、 STAR☆SHOP札幌店)
一般型輸出物品 販売場許可
博多税務署 博法第5249号 博法第430号 博法第471号
消費税法 -
(消費税法)
・ 消 費 税 に 関 す る法 令 の 規 定 に 違 反 し た場合
・ 非 居 住 者 に 対 す る販 売 場 と し て の 施 設等が十分なものでなくなった場合
・ 経 営 者 の 資力 及 び 信 用 が 薄 弱 と な っ た場合
・ 輸 出 物 品 販 売 場と し て 物 的 、 人 的 、 資金的 要素に相当 な欠陥が生じた 場 合
㈱STAR SHOP&LINE
(STAR☆SHOP福岡店)
酒類販売業免許
国税庁 博酒指第187号
酒税法 -
(酒税法)
・偽りその他不正の行為により酒類の 販売業免許を受けた場合
・二年以上引き続き酒類の販売業をし ない場合
㈱アレグロクス TMホテルマネジメント
(Tmark City ホテル札幌)
旅館業営業許可
札幌市保健福祉局 医務監
札保環許可(旅) 第17号
旅館業法 -
(旅館業法)
・旅館業法もしくは旅館業法に基づく 処分に違反して刑に処せられ、その 執行を終わり、または執行を受ける ことがなくなった日から三年を経過 しない者
・許可の取消しを受け、取消しの日か ら三年を経過しない者
・旅館業法もしくは旅館業法に基づく 処分に違反したとき
・営業に関してその他の法令に掲げる 罪を犯したとき
㈱アレグロクス TMホテルマネジメント
(Tmark City ホテル札幌)
飲食店営業許可
札幌市保健福祉局 医務監
札保食許可(食) 第1431号
業種別番号(飲食 店)第159号
食品衛生法 平成36年1月31日
(食品衛生法)
・食品衛生法に違反して刑に処せら れ、その執行を終わり、または執行 を受けることがなくなった日から二 年を経過しない者
・許可の取消しを受け、取消しの日か ら二年を経過しない者
会社名
(事業所名)
許認可の名称 許認可の内容 規制法 有効期間 取消し、解約その他の事由
当社
(くるくるレンタカー 事業所)
自家用自動車貸 渡許可
内閣府沖縄総合事 務局
陸運事務所長 府陸企輸第501号
道路運送法 -
(道路運送法)
・道路運送法、貨物事業者運送事業 法及び道路運送車両法並びに自家 用自動車貸渡許可の条件に違反し た場合
⑥ 訴訟発生リスク
当社グループでは、コンプライアンス経営の重要性を認識しており、コーポレート・ガバナンスの強化に努め ております。今後も従業員に対し教育を継続して行い、コンプライアンス経営を推進して参りますが、当社グル ープの事業遂行上、様々な訴訟発生リスクがあります。訴訟等の内容及び結果によっては当社グループの財政状 態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
なお、本書提出日現在で、訴訟の発生はありません。
⑦ 特定の経営者への依存について
当社の事業推進役である代表取締役李炳燦は、旅行業界における豊富な経験と知識を有しており、経営方針や 事業戦略の決定等、当社グループの事業活動全般にわたって重要な役割を果たしています。当社グループでは、 過度に同氏に依存しないよう、経営幹部役職員の拡充、育成及び権限委譲による業務執行体制の構築等により、 経営組織の強化に取組んでおりますが、何らかの理由により同氏による当社グループの業務遂行が困難になった 場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 有利子負債について
当社グループは、バス事業やホテル等施設運営事業において必要となる設備投資資金等の一部を金融機関から の借入金により調達し、一部をリース契約、割賦購入契約にて設備投資しております。当連結会計年度末におけ る当社グループ連結総資産額に占める有利子負債残高(社債、借入金、リース債務、割賦購入による未払金)の 割合は37.8%の水準でありますが、市場金利が上昇する等に伴い支払利息等が増加し、当社グループの財政状態 及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
⑨ 保有資産の価値について
当社グループの免税販売店事業において保有する棚卸資産は、今後の経済状況、需給動向の関係によりその資 産価値が下落した場合には、簿価の切下げが行われ、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性が あります。また、バス事業やホテル等施設運営事業等において保有する固定資産は、今後の収益低迷や時価下落 等の状況に陥り、キャッシュ・フローの創出能力が低下した場合には、減損損失を計上することとなり、当社グ ループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
⑩ 親会社との関係について
平成28年12月末現在、親会社であるHANATOUR SERVICE INC.は当社の議決権の70.0%を保有しております。 HANATOUR SERVICE INC.(韓国取引所及びロンドン証券取引所上場)は、韓国国内において旅行業を展開して おり、韓国国内外において、旅行手配業を営む現地法人や旅行関連事業を営む関連会社等、9カ国に46拠点を擁 しております。当社グループは、韓国や東南アジア等の日本国外からの訪日旅行者向けに、日本国内ツアーにお ける宿泊施設や交通機関等の手配業務等を行っており、平成28年12月期において、当社が手配した訪日外国人向 けツアーの約79%が、親会社グループが募集したツアーによるものです。
現在、親会社グループにおいて、日本向けツアーの手配業務を行う企業はなく、当社グループとHANATOUR SERVICEグループ各社との間には、特に制約はありませんが事業の棲み分けがなされ、競合関係もありません。 また、親会社グループが募集する日本向けツアーに係る手配業務は、一部の中高価格帯商品を除いて、当社及び 当社と競合する複数の旅行手配業者との競合を経て選定されております。将来的に、親会社グループにおける事 業の棲み分けが変更となるなど、経営方針の変更が生じ、それによる親会社グループ会社の事業展開方針に変更 が生じた場合、或いは何らかの理由によりHANATOURブランドの毀損等が生じ集客力に影響が生じた場合には、 当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
なお、平成28年12月期において、親会社グループが募集する訪日ツアーにおける親会社との取引額は352百万
イ.資本関係について
当社は、自らの経営責任を負って独立した事業経営を行っておりますが、当社の親会社であるHANATOUR SERVICE INC.は当社の議決権の70.0%(平成28年12月末現在)を所有しており、当社は同社の連結子会社とな っております。当社の経営判断において親会社の承認を必要とする取引や業務は存在しませんが、親会社は当 社の株主総会における取締役の任免等を通じて当社の経営判断に影響を及ぼし得る立場にあることから、議決 権の行使にあたり、親会社の利益は、当社の他の株主の利益と一致しない可能性があります。また、親会社の 経営方針の変更や経営状態の悪化等により、当社グループと問題が生じた場合には、当社グループの財政状態 及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
ロ.親会社グループとの取引条件変更によるリスク
当社グループと親会社グループとの取引については、親会社グループが募集した訪日ツアーについて、日本 国内における宿泊施設や交通機関の手配、及び各種観光施設等の旅行商品の手配・提供を行い、それに対する 対価を当社は得ております。
親会社グループが募集する訪日ツアーには、主に標準的価格の一般ツアー商品と、中高価格帯のツアー商品 の2種類があり、一般ツアー商品の取引条件は、当社以外の旅行手配業者と同様の条件で決定しております。 他方、中高価格帯商品はHANATOUR SERVICEグループのブランド戦略の一環として提供されている商品であり、 当社と親会社との間で合意された条件(ツアー全体から得られる利益の額を親会社75%、当社25%の比率によ り配分)に基づき、取引を行っております。なお、平成28年12月期における親会社グループが募集した訪日ツ アーのうち中高価格帯商品の売上高は313百万円(連結売上高の約6.1%)、及び当該ツアーに付随する観光施 設等の送客手数料収入等が78百万円であり、当該中高価格帯商品に関連した当社の売上高は391百万円(連結 売上高の約7.7%)となっております。
上記取引は、「旅行商品代金に関する覚書」に基づいて履行されており、当該覚書には利益の配分割合の 他、条件の見直し、及び1ヶ月前の予告による解約等が定められております。当社は、親会社グループとの取 引きを今後も継続する方針でありますが、取引条件の妥当性については、取締役会において半期に一度、他社 との取引条件等を比較しその適正性等を様々な観点から検証を行なった上で、検証の結果、当社にとって不利 益となる場合は条件の見直し、解約を親会社と交渉を行う予定であります。本書提出日時点において親会社と の取引方針や取引条件に変化は生じておりませんが、今後の交渉により取引条件が変更となった場合、又は親 会社の経営方針の変更により取引条件に変更が生じた場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を 与える可能性があります。
なお、当連結会計年度における親会社との主な取引内容は、下表のとおりであります。
種類
会社等の名 称又は氏名
所在地
資本金又 は出資金
事業の内 容又は職 業
議決権等の 所有(被所 有)割合
(%)
関連当事者 との関係
取引の内容
取引金額
(千円)
科目
期末残高
(千円)
親会社
HANATOUR SERVICE INC.
大韓民国
5,808,092 千ウォン
旅行仲介 業
(被所有) 直接 70.0
旅行商品の 売上
旅行商品の 売上
573,467 売掛金 1,476,303
(注)上記の金額のうち、取引金額は仕入高と相殺した純額にて表示しております。
ハ.親会社グループとの人的関係
当社は、本書提出日現在において、当社取締役7名のうち2名が親会社であるHANATOUR SERVICE INC.の役 員を兼任しております。
当該兼務については、当社が、上場会社グループにおける知見の活用及びコーポレート・ガバナンス体制の 強化を主な目的として招聘したものであり、兼任している役員は以下のとおりであります。
なお、HANATOUR SERVICE INC.への出向者及びHANATOUR SERVICE INC.からの受入出向者はおりません。
当社における役職 氏名 親会社における役職
取締役 權 相鎬
HANATOUR SERVICE INC.常務理事 日本グローバル事業本部長
取締役 金 爀振 HANATOUR SERVICE INC.常務理事 経営企画本部長
⑪ 人材の確保について
当社グループでは、優秀な人材を確保することが重要だと考えております。このため、今後も優秀な人材の採 用、適正な人材配置及び労働環境の整備等により優秀な人材の確保を図ってまいりますが、雇用情勢の変化等よ り、計画通りに人材が確保できない場合には、事業活動に支障をきたし、当社グループの財政状態及び経営成績 等に影響を及ぼす可能性があります。